2011年、東日本大震災を機に人生観が変わりました。 突然の災害で、一瞬にして多くの方が亡くなるという事実を目の当たりにして、命の大切さと自身の生き方を考えさせられました。 そのような時に生花部募集の求人を見ました。 長く物流の仕事をしていたので、この仕事であれば自分もできるかもしれない、 悲しいお気持ちを癒していただき、私もお役にたてるならこんなに嬉しいことはないと思い、セクトグループに入社を決めました。
エトワール
武 順子
生花に携わる仕事は未経験でしたので、学ぶことも多く、最初は苦労したように思います。 祭壇などの制作では、高い技術に加え感性(センス)を必要とされますし、 葬儀のお花ですから、新鮮で一番きれいな時を提供しなくてはなりません。 冬場であっても、作業場は暖房なしで制作します。 物流の仕事をしていたので体力には自信がある方ですが、 水を使った作業は体が冷えてしまうので、より仕事の厳しさを感じます。 しかしお客様が喜んで下さる姿を拝見すると、苦労よりも嬉しさとやりがいの方が大きくなり、この仕事に就いてよかったとこころから思います。